朝日岳から栂海(つがみ)新道、日本海へ

栂海新道は秀峰朝日岳から、日本海へと落ち込む北アルプスのロングコースです。そんな栂海新道に友人と二人で出かけました。

GPS軌跡はここをクリックして下さい

山行日  2008年08月12日(火)〜15日(金)
メンバー  友人のTさんと私
ルート 8/12  大宮、高崎より急行能登に乗車
8/13  泊駅着5:00 駅前より予約していたタクシー(9300円)で北又小屋へ6:00着 北又小屋発(7:10)→ 一合目(7:50)→ 水場(10:10)→ 七合目(11.23) 十合目、イブリ山頂上(13:45)→ 鎖場(14:17)→ お花畑(14:46)→ 朝日小屋着(4:26)
                             (歩程約9時間)
天気:晴れ、午後から曇り、後雷雨                                                                
8/14  起床4時、朝日小屋発(5:30)→ 朝日岳頂上(6.:54)→ 吹上のコル(7:16)→ 長栂山(7:58)→ あやめ平(8:40)→ 中俣新道分岐(10:51)→ 黒岩山(11:03)→ サワガニ山(12:31)→ 水場、往復服10分(13:32)→ 犬ケ岳(14:57)→ 栂海山荘着(15:04)
                             (歩程約9時間)
天気:終日雷雨
8/15  栂海山荘発(5:43)→菊石山(7:54) 下駒ケ岳(8:26)→白鳥小屋(11:15)→坂田峠(13:44)→尻高山(14:42)→二本松峠(15:35)→入道山(16:10)→ 親不知(17:39) 入浴後、タクシーで糸魚川へ(6400円) 特急白鷹臨時停車、越後湯沢行き乗車、新幹線利用で23時:40帰宅14:30
                              (歩程約11時間)
天気:午前中雷雨、午後から晴れまもでる。



北又小屋
8月13日(水)天気:晴れ、午後から曇り、後雷雨 
 
 当初は白馬岳からの縦走を考えていたが、行程ががかなりきついので日程を一日短縮。蓮華温泉からと思うも、かなりの体力が必要だから北又小屋コースを推薦するとの朝日小屋、奥さんの薦めで北又小屋から朝日小屋をめざした。小屋にはこれから柳又を遡行し、四泊して白馬岳に沢登りをするという人達がいた。
小屋番のおじさんに大蓮華とはと質問すると、昔は白馬岳の事を大蓮華岳と言っていたそうだ。そう言えば小蓮華岳と言う山がありますね!
このコースには一合目〜十合目迄の標識があるがイブリ山頂上が十合目なので注意。森林限界のイブリ山迄はブナの森の登山、そこから朝日小屋まではニッコウキスゲと夏の終わりを告げる花々のさく草原状の道が続きます。
3時頃から雷雨となり、朝日小屋に到着するいなや本降りとなる。


8月14日(木)天気:終日雷雨 
 
 昨日の私の体調不調など、天候などで昨夜から友人と今日どうするか、蓮華温泉に下山するかについて検討をしていたが予定とおり決行した。
朝日岳頂上付近から雷鳴あり、かなり近いので、頂上は通過して更に吹上げのコルも通過して長栂山方面に向かい森林帯で小休止した。
登山ガイドの方とご一緒になり、最後まで大変にお世話になりました。この場を借りまして御礼申し上げます。
ずいぶんと歩いたでしょうか、突然上空が開けこれから先の栂海新道、遥か先には日本海が見えました。あやめ平付近には高山植物が夏の最後を競うように咲いていました。サワガニ山迄は起伏の多い潅木帯の尾根道となるが所々やせ尾根になるので注意!
犬ケ岳の下で水汲みに行く。水量は十分であったが、ガイドさんの話では夏季枯れる事もあるそうですので注意。
個人の500mmボトル4本の他、6Lを二人でかついで犬ケ岳を越え栂海山荘についた。
朝日小屋

あやめ平付近からの栂海新道



白鳥小屋

尻高山
8月15日(金)天気:午前中雷雨、午後から晴れまもでる。

 この山行で、この日の行程は一番辛かった!
黄蓮山付近には、多少の樹木により気がつかない人もあるだろうが、所々に積雪期はナイフリッジや大雪庇ができそうなやせ尾根となり、どちら側に滑落しても助からないだろうから十二分の注意が必要だ!
白鳥小屋遥か手前で水場に下りるがスリップしてしまい、滑滝の下にストック一本とボトルを落としてしまった。注意力が無くなっているようだ。回収は不可と判断する。白鳥小屋迄は急登でとても辛く厳しかった。
白鳥小屋小屋から一時間程下った付近で小沢に合う。ここは立派な水場で十分に喉を癒す事ができました。
長い金時坂を下りると坂田峠に出た。富山県との県境、境川から青海に行く道は親不知・子不知の海岸伝いに行く海往来の道は下路と言い、これに対して境川から上路〜坂田峠〜橋立〜青海と山往来の道が上路と言われ、往時には鉱山、遊郭があり沢山の労働者、遊女の往来があったとの話です。坂田峠は舗装道路になっており、熊出没と書かれた大きな看板の横を里山に入っていきます。熊スズを付け、要所要所で笛を吹いて歩くとやがて667m尻高山に着く。
二本松峠迄長い下りが続きます。二本松峠も舗装道路でした。入道山迄の辛くキツイ登りが終わると国道迄の長い下りです。時々滑り込む私に友人の気合が入ります。体力がギリギリで注意しながらGPSを見ると国道はもうすぐであっつた。
お世話になったガイドさんと関西の73歳になると言う女性と再会した。17時39分に親不知海岸に着くことができました。
入浴後、タクシーで糸魚川へ(6400円) 落雷の為、特急白鷹号越後湯沢行きが臨時停車、越後湯沢から新幹線利用で23時:40帰宅する事ができました。


御礼
ガイドの方、関西のお客さんに大変お世話になりました。ありがとうございました。
どこかの山で又お会いできればとおもいます。

反省
友人のTさんには心配をかけもうしわけなかったです。
昨年ぐらいから少しずつ訓練してきたつもりでしたがバテドウシ山行きでした。
栂海新道は秀峰朝日岳から日本海に落ち込む北アルプスのロングコースでした!




山でみた花



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